こんにちは。
「オリジナルウェディング」という言葉は、ウェディングの世界では新しいものではなくなりました。
会場でプランナーをしている時代も
「ふたりらしいといわれたい」「自分たちらしい結婚式がしたい」というキーワードをよく耳にしました。
でも、詳しく「おふたりらしさ」ってどんなこと？と質問すると具体的にお答えしてくださる新郎新婦様は、あまりいらっしゃいません。
「〇〇ちゃんの結婚式でやっていて、いいなと思うけど、同じはイヤだし・・・」
「こんな演出はみんなしてるし」
「かと言って、奇抜なことには抵抗もあるし・・・」
う～～～ん・・・
そんな風に考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、自分たちらしい結婚式は難しくありません。
お仕事は？
趣味は？
好きな色は？
学生時代の一番の思い出は？
好きなTV番組は？
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そんな日常にありふれているものから出てくるワードにかくれているものが
「オリジナルウェディング」に繋がると思います。
保育士のお仕事をしている方なら
手作り感のあるウェルカムボードやペーパーアイテムを作ってみる
好きな番組のパロディのDVDを作成してみる（最近は著作権など厳しいので注意しながら作りましょうね！）
結婚式のほんの一部にだけでも、「自分の好きなもの」を入れるだけでオリジナリティーは出せます。
ＨＡＰＰＹ Ｆａｍｉｌｙ ＷＥＤＤＩＮＧ
先日、ご家族での結婚式をされたお客様がいらっしゃいました。
家族だけだから・・・とお申込み当初はお二人そろって口にされていました。
お打ち合わせが進むにつれて、「カタチに残る結婚式がしたい」「家族だけだからこそ」
の言葉が出てくるようになりました。
お二人の地元は、東海地方と四国。
普段からご両家が頻繁にコミュニケーションを取れる距離ではありません。
それをより強く結ぶ一日にできるようにしよう！新郎新婦様と3人でたくさん時間を過ごしました。
お互いの地元食材をふんだんに使用し、メニュー表を見てもワクワクできるように。
お料理を通して会話が弾むようにしました。
偶然ですが、お顔合わせの際に、撮影したご家族の集合写真がありました。
ウェルカムスペースに飾るだけでなく、新郎新婦様、ご両家ご両親同じものが
自宅で飾れるようにご両家にプレゼント。
そして、新郎新婦様にもカタチに残る思い出として
ゲストが会場に来られてから、お二人の席札を作っていただきました。
ゲストの手作り席札には、ご家族の想いがたくさん詰まっていました。
完成された結婚式を目指すのではなく
ゲストと一緒に創り上げる結婚式をめざしたのです。
新郎新婦様の想いを、ゲストにお伝えすることはもちろんですが
ゲストの想いを新郎新婦様にお伝えすることも、とっても大切なこと。
オリジナルウェディングを実現させるために
今の結婚式は「コンセプト」「テーマ」を決められることが多いと思います。
そのコンセプトやテーマも
好きな色や季節、モチーフだけではなく
お二人のルーツを教えてもらっています。
お二人の育った環境、休日の過ごし方、人生のターニングポイント
どんなことをしてる時が、嬉しくて、楽しくて、リラックスできるのか
どんな時に辛いと感じるのか・・・
「そーいえば高校のときの文化祭、すごく気合い入れてがんばったなぁ」
「子どものころは毎年、家族旅行に連れて行ってくれていたな」
そこからみえてくるものこそが おふたりのウェディングを彩る
コンセプトやテーマになっていくのです。
お二人の今をつくる背景を知ることが大切だと考えています。
そして、ご自身のこと、お相手のことを改めて知るいい機会になればと思います。
もうひとつ。
「なぜ結婚式をしよう」と思ったのかをお二人でしっかりと考えていただきたいと思います。
最近よく耳にするのが「親から言われたから」「親戚の手前していたほうがいいのかなと思って」という
キッカケをお話される新郎新婦様が多くなったように感じます。
キッカケは何でもいいと思います。
大きな金額が結婚式には必要です。準備にもたくさんのお時間を必要とします。
せっかくなら、自分たちも楽しかった、やってよかったと思える時間を過ごした方がいいですよね！
「こんなデザインのドレスがいい」「眺めのいい会場がいい」
パッと思い浮かんだイメージや理由を、お二人でお話していただきたいです。
そこにはきっと、お二人が「結婚式しよう」とか「こんな結婚式がいいね」ということが
浮かび上がってくるのではないでしょうか。
誰のために、どんな結婚式をするか、少しずつ見え始めてくると思います。
オリジナルウェディングは
奇抜なことをするのではなく
「らしさ」
お二人のお人柄、結婚式で表現したいことを見つけることから始めてみてください。
これからのこと これまでのこと 家族になるということ
そんな、人生で大切で尊い時間を 結婚式を創り上げるなかで
見つけていただきたいと思います。